2009年4月20日月曜日

個人の動向は金相場にどのような影響を与えるのか???

 金はリスク回避資産と言われていますが、世界的不況の中、個人が金を売却する動きがアメリカやヨーロッパに広がっているようです。特に2009年に入ってからは、最大の需要国であるインドでも「買い」はほぼゼロ。こういった小口の売買がジリジリと金の相場に影響を与えるようです。



 一方で金スクラップの動きが活発となれば、金流通量が大きく増加し相場を下げる一つの要因となるようですが、冒頭であげたように株や外為、債券低迷を受け、個人投資家に「質への逃避」資産として金人気が高まる一面もあるようです。



 反対にアメリカでは、貴金属の買取業者が主催するゴールド・パーティーで、主婦が金を売って生活資金を捻出するリサイクル等のスクラップの動向で、個人の動向変化が金相場の強気材料となるのか、弱気材料となるのか・・・非常に注目に値するところです。



 何せ、金は太古より色あせない金融資産として一定の地位を築きあげたもの・・・歴史的に見れば一番信用の高い資産と言えるでしょうが、単に保有しているだけでは不動産などと違い、何のインカムゲインも生みません。金歯や宝飾アクセサリーにするなら別ですが。。。

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