ゼネラル・モーターズが近々、債権者に対し債務についての削減を要求するようです。それに伴い夏にかけてアメリカの大半の工場で最長9週間の休業期間を設けコスト削減も行うようです。
GMのヤングCFOがアメリカのメディアに債務返済の見送り方針を述べたことからこのことが発覚したようです。
そもそもゼネラル・モーターズは2009年6月1日までにアメリカ政府に対して新規の再建計画を提示しなければならず経営再建を行うことが急務となっているため、債権者に債務を削減するように求めなければならないのですが、その一歩としてまずは譲歩を迫る戦術のようです。
アメリカ政府はゼネラル・モーターズい注入した資金の内、480億ドルを株に転換した上で財務の改善をゼネラル・モーターズに要求していますが、仮に債権者より充分な協力が得られない場合、破産法を適用を申請するしかないため、各方面に窮状を訴える狙いもあると思われます。
肝心のマーケティングについては、販売の回復が見込めない恐れが高く、今後とも減産し続け、在庫を調整したり部品の調達コストを下げるように奮闘しているようなのですが、株価が低迷し再建の見通しも立っていないことから、債権者の方も抵抗せざるを得ないといったところでしょうか?
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