2009年5月21日木曜日

豚インフルエンザ、ついに「首都圏」へ上陸!

 もはや豚インフルエンザの感染が首都圏に来るのも時間の問題という状況になっていましたが、東京都と川崎市は2009年5月20日、アメリカのニューヨークから帰国した2人の女子高校生が、豚インフルエンザに感染したことを発表しました。



 日本では、近畿地方の3府県で感染が確認されていたものの、首都圏での感染確認は初めての事で、これで国内の豚インフルエンザ感染者は前日より74人増え合計で267人にも上りました。



 女子高校生が通っていたのは洗足学園高校。同校によると、アメリカへの旅行には洗足学園高校から合わせて6人の生徒と教師1人が参加し、洗足学園高校以外でも5校から10名の生徒が参加したとの事ですが、前田隆芳校長によれば「弱毒性ということを考慮して今回の企画を強行」したとの事で、「どのようなルートで感染したか、早急に解明したい。」と話しているようです。



 一方で東京都と川崎市は2人の行動範囲が限定され、感染拡大の恐れは低いとしていますが、学校休校などは行わない方針のようです。ただし帰りの飛行機の同乗者は大丈夫か、すり抜けていないかなどを考えるとやはり、このまま首都圏が無事でいる確率は極めて低いのではないでしょうか。



 厚労省は、学校休校や集会自粛などの新型インフルエンザ感染拡大防止措置の対象となる「指定地域」に兵庫県の尼崎市、西宮市、滋賀県の大津市、草津市などを追加しましたが、これで指定は兵庫県15市4町、大阪府8市2町、滋賀県2市に広がった訳ですが冷静な対応が求められるところですね。

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