ロシア政府と日本政府が東シベリアの油田権益で合意に達しました。ロシアでの油田開発に関しては、日本企業も参加するサハリンでのガス油田開発事業においてロシア政府から一時工事を中断することを求められた経緯もあるためか、日本政府の出番となったようです。
日本政府は、ロシアの東シベリア地域での原油を開発することを目的に、イルクーツク州中部の2鉱区で地下資源の鉱業権を取得することとなったようです。
同地区の原油の埋蔵量は今後、本格的に調査を開始となるようですが、周りにも有望な油田が存在することもあり、数億バレル程度が見込まれ、この量となると、国際的に見ても中規模クラスの油田に発展することも期待されているようです。
プーチン首相は来日前インタビューにおいて、エネルギー分野で経済協力の具体化に期待を示していた事から急遽の合意ともなったようですが、その事業費は総額で150億円に達する見込でありJOGMECと現地企業のイルクーツク石油が共同で出資して新会社を立ち上げ事業に入る見込みで、鉱業権についてはJOGMECが49%、イルクーツク石油が51%を取得する事をなります。
ここで商業ベースに乗れば、JOGMECの権益を日本の民間企業に引き継ぐ方針だそうですが、税金投入の本事業はさてうまく行くのでしょうか?
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