北朝鮮がテポドンなどのミサイルを発射した際、日本の迎撃システムは有効か?
非常に話題となっていますが、そんな中、浜田靖一防衛相が、北朝鮮が人工衛星名目で発射した長距離弾道ミサイルが日本領土や領海に落下した場合に迎撃する破壊措置命令を初めて発令しました。
それに合わせ、自衛隊もミサイル防衛関連の部隊の移動に着手しましたが、日本政府は北朝鮮のミサイル発射後、10分以内で発射の事実を国民に広く通知する方針との事です。
今回の主旨は、ミサイルが突然発射され落下してきた場合でも、司令官の判断で直ちに迎撃できるという点にあると思います。
航空自衛隊は、地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)部隊を秋田、岩手両県と首都圏3カ所へ向けて移動しましたが、日本政府はアメリカの早期警戒衛星からの発射情報を得た後に、イージス艦や地上レーダーなどで発射を確認し、日本海のイージス艦2隻のSM3で高度100―300キロの上空で迎撃する予定のようです。
またSM3が、ミサイルを撃ち漏らした場合、地上配備のPAC3が高度十数キロで迎撃しますが、PAC3の射程は半径20キロ程度で配備場所も限られるため、本当に迎撃できるかどうかについては意見が分かれるところでしょう。
あまりに心配しすぎるのも馬鹿らしいのですが、そうは言っても万が一のことを考えると一抹の不安が残るところです。
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