世間では不景気による雇用確保のためか、相変わらず、資格ブームが続いていますが、広島の看護学校、看護師試験の問題が漏洩しました。
国家資格ブームの中で、それを悪用しようとする輩が相変わらず出現するものですね。
看護師国家試験の問題を学生に漏洩したとして、厚生労働省は26日、JA広島厚生連尾道看護専門学校の宮地浩子副校長を国家試験の委員から免職処分にしたと発表しました。
看護師試験の漏洩発覚は初めてで、厚労省は保健師助産師看護師法違反の疑いで広島県警に刑事告発する方針のようです。
宮地副校長は学内の模擬試験問題を作成しましたが、内51問が実際の試験問題と問題文、選択肢とも酷似。
試験委員は国家試験の問題作成を担当する非常勤の国家公務員で計90人おり、学生らの試験対策への関与を禁止されているにもかかわらず、宮地副校長は「今年度から副校長になり何としても学生を合格させたかった」と話しているとか。
実は、問題の模試を受けた学生が「国家試験に出ると副校長に言われた」と学校側に相談し、国家試験を受けた学生33人について厚労省は全240問のうち該当する72問を採点から除外したようです。
そもそも看護士の合格率は例年9割前後だが、同校は毎年、全員合格を続けていたといいますが、長年、不正が続いていたという訳ですね。
しかし、気の毒なのは、看護士試験合格に真面目に取り組んでいた受験生ではないでしょうか?
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