2009年3月24日火曜日

低価格攻勢功を奏するか?アサヒ傘下の和光堂、粉ミルクを増産!

3連休はどのようにお過ごしでしたか?



家族サービスで少々、疲れてしまいました。。。



 さて、2009年3月24日の日経速報に、「アサヒ傘下の和光堂、粉ミルクを増産」という記事が載りましたね。その主旨は以下の通りです。



  「和光堂(アサヒビール傘下の食品メーカー)は乳幼児用の粉ミルクの生産能力を3割拡大する。他の大手に比べ割安な同社製品の販売が拡大していることに対応する。少子化で同市場は縮小傾向にあるが、増産投資によりシェアを拡大。節約志向を強める消費者向けに低価格品攻勢で訴える。
 


 新しい工場棟の床面積は約7000平米。無菌充填ラインなど最新の設備を導入する。栃木工場は和光堂唯一の粉ミルク工場で現在の生産能力は年間5600トン。和光堂はアサヒの全額出資子会社で、「はいはい」「ぐんぐん」のブランド名で乳幼児向けに粉ミルクを販売。首位の明治乳業と2位の森永乳業に次ぐ業界3位。



 和光堂は原則的にそうした手法をとらずに営業コストを抑制。主力商品でみると上位2社に比べ、和光堂の商品の希望小売価格は1割から2割低いという。さらに、上位2社が原料価格の高騰を受けて08年春に価格を据え置いて内容量を約1割減らす実質値上げを実施したことから価格差が拡大。和光堂の製品の安さが目立つ格好になった。和光堂はその後、昨秋までほぼ同率の実質値上げを見送った。



 富士経済の調べによると08年の粉ミルクの年間販売量は約3万トンで、前年比3%減った。和光堂の増産により乳児用粉ミルク市場のシェアを和光堂の推計で現在の19%から3年後には25%程度に引き上げる計画で、他社の価格戦略にも影響を与えそうだ。」
 


 昨年の秋より、特に消費財の分野では、独自性の付加価値がある商品を割安な価格で提供する企業が完全な勝ち組をなっています。ユニクロしかり、IKEYAしかり、マクドナルドしかり・・・といった形です。つまり単なる安売りでは駄目という訳で、今後、和光堂が商品の付加価値をどれだけアピールできるかがポイントとなるでしょう。

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