2009年3月26日木曜日

次世代ネットに750億円?NTT東日本、2009年度に積極的投資敢行!

 今日は本当に寒いですね。数日前まで「桜」と騒いでいたのが嘘のようです。



 天気同様、相変わらず、日本経済も低迷していますが、経営者についてもマインドが冷え切っているようです。新規投資は延期、延期の流れですから。



 さて、そんな中、日本経済新聞の「NTT東、次世代ネットに750億円 09年度の投資」という記事が印象に残りましたので、以下に主旨を引用させていただきます。



 「NTT東日本は安定した高速通信が可能な基幹通信網「次世代ネットワーク」を拡大。従来計画を1年前倒しして09年度内に光ファイバー通信の提供地域全域でNGNが利用できるようにする。



 NGN専用のサービス開発も進め、伸びが鈍化している光回線の需要を喚起する。 NTT東は08年3月に首都圏の一部地域でNGNを商用化し、「フレッツ光ネクスト」の名称で従来の「フレッツ光」と同額でサービスを開始。



 フレッツ光ネクストの対象は現在17都道県の県庁所在地などに広がっている。 NGN導入済み地域では今後、新たに光回線サービスに加入する契約者には原則フレッツ光ネクストを選んでもらい、将来は基幹通信網をNGNに一本化する方針。 



 NGN専用サービスの開発も急ぐ。フレッツ光ネクストの通信速度はフレッツ光と同じ最大毎秒百メガビットだが、より安定した通信が可能。 NTT東は09年度に光回線サービスの契約数を140万件伸ばし、09年度末の契約数を776万件にする目標を掲げている。 西日本地域の30府県を営業地域とするNTT西日本は09年度のNGN関連の設備投資を08年度並みの520億円に据え置く計画で、10年度末をメドにNGNを現行のフレッツ光の提供地域全域に拡大する計画を変更していない。」



 将来は基幹通信網をNGNに一本化する方針という箇所が、なにかフォーマとMOVAの光回線版のような話で、少々、分かりにくい話ですね。「フレッツ光ネクストの通信速度はフレッツ光と同じ最大毎秒百メガビットだが、より安定した通信が可能」という点が具体性がなく、消費者にとってどのようなメリットがあるのかが、ちょっとわかりにくいような気がします。積極的投資は結構なのですが、企業側の都合に立った投資政策ではちょっと寂しい気がします。

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