2009年3月30日月曜日

放送大学・・・シニア層から放送大学の人気が高いのは何故?

 放送大学は、フリー百科事典Wikipediaによれば千葉県千葉市美浜区に本部を置く日本の私立大学で1983年に設置されました。



 1981年に放送を通じて日本の各地へ教育および生涯学習の機会を設けるために放送大学学園法が制定されたのですが、それに基づき、特殊法人放送大学学園が設置した大学ということです。



 当時、放送大学は国・地方公共団体・学校法人のどれにも該当しない大学であったのですが、2002年の特殊法人等整理合理化計画に伴い、旧法改正の放送大学学園法が施行され現在の放送大学は、特殊な学校法人である放送大学学園が設置する私立学校という位置づけとなりました。



 放送大学の教養学部には生活と福祉・発達と教育・社会と経済・産業と技術・人間の探究・自然の理解という六つの専攻がありますが、いずれも入学試験はなく、4年以上在学し、所定の単位を修得すれば、大学を卒業し「学士号」を取得できることから、最近はシニア層などの人気も高いようです。

2009年3月28日土曜日

日本の迎撃システムは有効???

 北朝鮮がテポドンなどのミサイルを発射した際、日本の迎撃システムは有効か?



 非常に話題となっていますが、そんな中、浜田靖一防衛相が、北朝鮮が人工衛星名目で発射した長距離弾道ミサイルが日本領土や領海に落下した場合に迎撃する破壊措置命令を初めて発令しました。



 それに合わせ、自衛隊もミサイル防衛関連の部隊の移動に着手しましたが、日本政府は北朝鮮のミサイル発射後、10分以内で発射の事実を国民に広く通知する方針との事です。


 今回の主旨は、ミサイルが突然発射され落下してきた場合でも、司令官の判断で直ちに迎撃できるという点にあると思います。 



 航空自衛隊は、地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)部隊を秋田、岩手両県と首都圏3カ所へ向けて移動しましたが、日本政府はアメリカの早期警戒衛星からの発射情報を得た後に、イージス艦や地上レーダーなどで発射を確認し、日本海のイージス艦2隻のSM3で高度100―300キロの上空で迎撃する予定のようです。 


 またSM3が、ミサイルを撃ち漏らした場合、地上配備のPAC3が高度十数キロで迎撃しますが、PAC3の射程は半径20キロ程度で配備場所も限られるため、本当に迎撃できるかどうかについては意見が分かれるところでしょう。


 あまりに心配しすぎるのも馬鹿らしいのですが、そうは言っても万が一のことを考えると一抹の不安が残るところです。

2009年3月27日金曜日

広島の看護学校、看護師試験で問題漏洩、試験委員を免職!

世間では不景気による雇用確保のためか、相変わらず、資格ブームが続いていますが、広島の看護学校、看護師試験の問題が漏洩しました。



国家資格ブームの中で、それを悪用しようとする輩が相変わらず出現するものですね。



看護師国家試験の問題を学生に漏洩したとして、厚生労働省は26日、JA広島厚生連尾道看護専門学校の宮地浩子副校長を国家試験の委員から免職処分にしたと発表しました。


看護師試験の漏洩発覚は初めてで、厚労省は保健師助産師看護師法違反の疑いで広島県警に刑事告発する方針のようです。


宮地副校長は学内の模擬試験問題を作成しましたが、内51問が実際の試験問題と問題文、選択肢とも酷似。 



試験委員は国家試験の問題作成を担当する非常勤の国家公務員で計90人おり、学生らの試験対策への関与を禁止されているにもかかわらず、宮地副校長は「今年度から副校長になり何としても学生を合格させたかった」と話しているとか。 


実は、問題の模試を受けた学生が「国家試験に出ると副校長に言われた」と学校側に相談し、国家試験を受けた学生33人について厚労省は全240問のうち該当する72問を採点から除外したようです。


そもそも看護士の合格率は例年9割前後だが、同校は毎年、全員合格を続けていたといいますが、長年、不正が続いていたという訳ですね。


しかし、気の毒なのは、看護士試験合格に真面目に取り組んでいた受験生ではないでしょうか?

2009年3月26日木曜日

次世代ネットに750億円?NTT東日本、2009年度に積極的投資敢行!

 今日は本当に寒いですね。数日前まで「桜」と騒いでいたのが嘘のようです。



 天気同様、相変わらず、日本経済も低迷していますが、経営者についてもマインドが冷え切っているようです。新規投資は延期、延期の流れですから。



 さて、そんな中、日本経済新聞の「NTT東、次世代ネットに750億円 09年度の投資」という記事が印象に残りましたので、以下に主旨を引用させていただきます。



 「NTT東日本は安定した高速通信が可能な基幹通信網「次世代ネットワーク」を拡大。従来計画を1年前倒しして09年度内に光ファイバー通信の提供地域全域でNGNが利用できるようにする。



 NGN専用のサービス開発も進め、伸びが鈍化している光回線の需要を喚起する。 NTT東は08年3月に首都圏の一部地域でNGNを商用化し、「フレッツ光ネクスト」の名称で従来の「フレッツ光」と同額でサービスを開始。



 フレッツ光ネクストの対象は現在17都道県の県庁所在地などに広がっている。 NGN導入済み地域では今後、新たに光回線サービスに加入する契約者には原則フレッツ光ネクストを選んでもらい、将来は基幹通信網をNGNに一本化する方針。 



 NGN専用サービスの開発も急ぐ。フレッツ光ネクストの通信速度はフレッツ光と同じ最大毎秒百メガビットだが、より安定した通信が可能。 NTT東は09年度に光回線サービスの契約数を140万件伸ばし、09年度末の契約数を776万件にする目標を掲げている。 西日本地域の30府県を営業地域とするNTT西日本は09年度のNGN関連の設備投資を08年度並みの520億円に据え置く計画で、10年度末をメドにNGNを現行のフレッツ光の提供地域全域に拡大する計画を変更していない。」



 将来は基幹通信網をNGNに一本化する方針という箇所が、なにかフォーマとMOVAの光回線版のような話で、少々、分かりにくい話ですね。「フレッツ光ネクストの通信速度はフレッツ光と同じ最大毎秒百メガビットだが、より安定した通信が可能」という点が具体性がなく、消費者にとってどのようなメリットがあるのかが、ちょっとわかりにくいような気がします。積極的投資は結構なのですが、企業側の都合に立った投資政策ではちょっと寂しい気がします。

2009年3月25日水曜日

ファミリーマートが大手コンビニで初めて得意客優遇施策!

 ファミリーマート・・・コンビニ業界では今、ファミリーマートかローソンが元気が良いのではないでしょうか?自分の見た限りの範囲では、なにかセブンイレブンに関しては最近は少々、「ほこりっぽい」イメージがあってあまり利用していません。



 さて、2009年3月25日の日経に 「ファミリーマートが大手コンビニで初めて得意客優遇施策」という記事が載りました。以下、その記事を引用の上、要約します。



 記事の主旨は「ファミリーマートは今秋から得意客を優遇するサービスを始める。月間の購買金額が多い顧客に対して、買い物に使えるポイントを多く付与、事実上、商品の提供価格に差を付けるほか、発売前の商品を優先的に販売するといった特典も設ける。



 消費不振が深まるなか、小売企業で収益への貢献度が高い顧客を囲い込む動きが顕著になりそうだ。



 顧客が同社のポイントカード「ファミマTカード」を提示して行った買い物の履歴から、ファミマの利用回数や金額、よく買う商品などを把握。 サービス内容は現在詰めているが、例えば「1カ月に3万円」など一定額以上の買い物をした顧客には翌月、買い物ごとに与えるポイントの倍増や、ボーナスとして数百―1000ポイント付与することを検討している。通常、ポイントは買い物100円ごとに、ファミマでの買い物1円に相当する1ポイント与えられる。 
 また、化粧品の購入回数が多い女性客は、ファミマが化粧品メーカーと協力した、発売前に新商品を試し買いすることができるイベントへ招待するといった特典も計画している。ファミマTカードは希望すれば発行を受けることができ、現在、200万人弱のカード保有者がいる。 
 しかし、コストの割には効果が薄く、一部のヘビーユーザーの購買意欲を高めことに販促費を投じるほうが効果的と判断した。コンビニも総店舗数が4万店を超え、市場の飽和感が高まり、顧客争奪戦が激化したため、ライバルと差異化を図り、優良顧客をつなぎ留められるようなサービスの開発が課題となっていた。」



 私も最近、家や会社の近くにあるということもあって、ファミリーマートをよく使うようになったのですが、ファミマカードも当然持っています。



 100円のものを買っても、レシートポイント1Pと買い物ポイント1Pの合計2P貯まるので、結構なお得感があります。こんな私も対象になるのでしょうか?

2009年3月24日火曜日

低価格攻勢功を奏するか?アサヒ傘下の和光堂、粉ミルクを増産!

3連休はどのようにお過ごしでしたか?



家族サービスで少々、疲れてしまいました。。。



 さて、2009年3月24日の日経速報に、「アサヒ傘下の和光堂、粉ミルクを増産」という記事が載りましたね。その主旨は以下の通りです。



  「和光堂(アサヒビール傘下の食品メーカー)は乳幼児用の粉ミルクの生産能力を3割拡大する。他の大手に比べ割安な同社製品の販売が拡大していることに対応する。少子化で同市場は縮小傾向にあるが、増産投資によりシェアを拡大。節約志向を強める消費者向けに低価格品攻勢で訴える。
 


 新しい工場棟の床面積は約7000平米。無菌充填ラインなど最新の設備を導入する。栃木工場は和光堂唯一の粉ミルク工場で現在の生産能力は年間5600トン。和光堂はアサヒの全額出資子会社で、「はいはい」「ぐんぐん」のブランド名で乳幼児向けに粉ミルクを販売。首位の明治乳業と2位の森永乳業に次ぐ業界3位。



 和光堂は原則的にそうした手法をとらずに営業コストを抑制。主力商品でみると上位2社に比べ、和光堂の商品の希望小売価格は1割から2割低いという。さらに、上位2社が原料価格の高騰を受けて08年春に価格を据え置いて内容量を約1割減らす実質値上げを実施したことから価格差が拡大。和光堂の製品の安さが目立つ格好になった。和光堂はその後、昨秋までほぼ同率の実質値上げを見送った。



 富士経済の調べによると08年の粉ミルクの年間販売量は約3万トンで、前年比3%減った。和光堂の増産により乳児用粉ミルク市場のシェアを和光堂の推計で現在の19%から3年後には25%程度に引き上げる計画で、他社の価格戦略にも影響を与えそうだ。」
 


 昨年の秋より、特に消費財の分野では、独自性の付加価値がある商品を割安な価格で提供する企業が完全な勝ち組をなっています。ユニクロしかり、IKEYAしかり、マクドナルドしかり・・・といった形です。つまり単なる安売りでは駄目という訳で、今後、和光堂が商品の付加価値をどれだけアピールできるかがポイントとなるでしょう。

2009年3月21日土曜日

日弁連の提言に対し、有識者が「弁護士は地方でまだ不足」???

 2009/03/21の日経速報によれば、裁判官、検察官、弁護士などの人口拡大に向け、司法試験合格者を2010年までに毎年3000人に増やす政府計画について、日本弁護士連合会は「数値目標にこだわることは適切でない」として「計画の見直し」を求める提言をまとめたようです。



 一方で「地方の弁護士はまだ不足している」と日弁連の姿勢を疑問視する声も出ている。



 提言では、法科大学院と司法修習との連携に課題があるとしたうえで、「司法修習は役割を十分に果たしておらず、人材の質を確保する上で懸念が生じている」と指摘したようです。「現状のまま修習生を大幅に増やすと司法修習がさらに不十分」と懸念を示した上で「弁護士のみ大幅に増加している」として、司法試験合格者の増加に比例した裁判官や検察官の大幅増員も求めているのです。 



 それもそのはず、日弁連はこれまでも司法試験合格者を増やす政府計画のペースダウンを求める緊急提言を発表しています。なぜならば、現状では法科大学院入学試験の競争倍率は2倍に満たず「選抜機能が十分機能していない」と考えているためのようです。



 変な業務独占意識が働いていなければ良いような気もするのですが。。。

2009年3月20日金曜日

AIG幹部の賞与、事実上返還???

ブッシュ時代に、公的支援で破綻を回避したアメリカの保険大手AIG幹部への高額賞与の返還を求める動きが強まってきた。アメリカ議会は約160億円の賞与のほぼ全額に課税する案の検討に着手しました。



ニューヨーク州のクオモ司法長官によると、今回の賞与はデリバティブ業務の幹部が対象で、AIG側は過去に契約したことから支払い拒否は不可能との立場を取っていますが、金融機関救済への不満が根強い議会では民主党と共和両党から批判が相次いでいるようです。



AIGの問題はついにアメリカ政府・議会の双方を巻き込んだ政治問題に発展しましたがこのまま行くとオバマ政権そのものを揺さぶることとなるでしょう。



AIGに対してはブッシュ前大統領が2008年9月に救済を決定しましたが、助けてもらったにも関わらず、その後、AIGの賞与支払や取引先資金返済等が発覚、AIGには、社員が短期の利益追求に走り過ぎないよう、ボーナス支給を一定期間遅らせる制度がありましたが、それにもかかわらず公的資金流用というモラルの低い手を打ったAIGおよびそれを阻止できなかったアメリカ政府への批判が噴出しているという訳です。



オバマ米大統領は「政権チームに責任はない。すべての責任は私にある」と言明し、ガイトナー財務長官らの責任問題ではないと強調しましたが、さて今後どうなることやら。



ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ司法長官はAIGから高額賞与の支給対象者のリストを受け取ったと発表し、かつこれらの賞与に対し、税率90%で特別付加税をかける法案を賛成多数で可決しましたが、AIGの幹部の賞与を事実上返還させる狙いがあるようですが、若干、旧共産国家のような管理方法になってきたのがちょっと気にかかるところですね。

一時、ドル円は93円台まで大きく上昇!

2009年3月20日、春分の日の今日は午前中の早い時間は激しい雨が降りましたが、午後はすっきりと晴れましたね。
午後から行楽地などへ出かけた人は、空いているだろうし、非常にラッキーかもしれません。


さて、今日は経済のニュースです。


ニューヨークでは、長期金利の指標となる表面利率2.75%の10年物国債利回りは前日比0.07%高い2.60%で取引を終えました。前日に急伸した反動で、利益確定売りが優勢となったようです。


FRBによる長期国債買い切りなどの発表を受けて相場が急伸したため利益確定の動きが出たようですが、為替の方は、1ドル94円銭。前日のFOMCを受けた米長期金利の低下を手掛かりに、円買い・ドル売りが続きました。



というのも、FRBが金融緩和政策として長期国債を購入することを発表したのを受け、アメリカの長期金利が低下した結果、その後、円は93円台まで大きく上昇です。



もっともドルに対して、騰がったのは円だけでなく、ユーロや英ポンドも大きく上昇したため、為替相場でも、もう一波乱、二波乱ありそうです。



外貨投資をしている人は、ちょっと気をつけるようにしましょう。