船頭多くして船川上らずといわれます。意思決定機関が多すぎると、いろいろな意見が出てしまい、まとめ役がいないと結局何も決まらないということです。
スーパーコンピューターの意義というのもよくわかりますが、それでも結論がコロコロ変わるようでは結局、事業仕分って一体何なのか・・・という疑問が沸いてきます。
平成21年12月15日、産経新聞が配信した『次世代スパコン開発継続へ「仕分け結果と異なる対応する」と川端文科相』という記事によればその主旨は
『行政刷新会議の事業仕分けで「事実上の計画凍結」とされた次世代スーパーコンピューターの開発について、川端達夫文部科学相は15日の閣議後会見で「仕分け結果と異なる対応をせざるを得ないという申し出を財務当局に行った」と述べ、金額を圧縮した上で来年度予算を要求する考えを明らかにした。富士通が開発中の次世代スパコンは、毎秒1京回の演算性能を目指し、平成24年度の完成目標を1年前倒しするため、概算要求に267億円を計上していた。川端文科相は「開発を加速させるために上乗せした部分は見直したい」として、完成時期を24年度に戻すことを示唆。「国内にスパコンは20台以上あり、次世代スパコンを含めて総合的に使える世界初のシステム開発ができたら素晴らしい」と構想を語った。次世代スパコンは事業仕分けで「予算計上の見送りに限りなく近い縮減」と判定され、ノーベル賞受賞者ら多くの科学者たちから計画通りの開発を求める声が上がっていた。』との事です。
引用元URL:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091215-00000557-san-soci
まあ、はっきりしない結論のようですが、この結論は事業仕分は単なる参考意見に過ぎないということを示唆しているような気がします。
マスコミも巻き込んだ一大ショーにすぎない訳で、本来なら科学者ではなく、予算を管轄する役人に、最低でももう一回プレゼンを行わせ、仕分人が納得がいけば再計上というプロセスを採るべきではないでしょうか?
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