2009年11月24日火曜日

税務署も税金をとりっぱぐれまいと必死?

 世の中、不景気で大幅な税収不足が見込まれていますが、税務署も税金をとりっぱぐれまいと必死のようです。

 
 平成21年11月20日配信の産経新聞に「県内の所得税申告漏れ160億、前年度比33億増加 宇都宮税務署」という記事が載りました。


 記事の主旨は

 「宇都宮税務署がまとめた平成20事務年度の県内所得税と消費税調査によると、所得税の申告漏れは160億円。前年を33億円上回った。追徴税額は、19億円で前事務年度より4億円多かった。

 所得税では6914件を調査し、申告漏れがあったのは5250件。内訳は、特別調査と一般調査が合わせて701件、ポイントを絞り短期間で事業の実態を明らかにする「着眼調査」が741件、簡易な接触による調査が5472件。

 申告漏れの総額は計160億4300万円で、うち特別調査と一般調査によるものが79億1800万円、着眼調査によるものが31億8500万円、簡易な接触によるものが49億4千万円だった。

 消費税(個人事業者)は1086件を調査し、852件で申告漏れなどがあった。追徴税額は3億3800万円で、前事務年度より700万円増加した。

 関東信越国税局のまとめによると、平成20事務年度に申告漏れがあった事業者で、1件あたりの申告漏れの多かった業種は、1位がキャバレーの4763万円、2位が肉用牛生産業の3980万円、3位が人材派遣業の2079万円だった。

 キャバレーは2年連続で1位。3位の人材派遣業、6位くず金卸売業(1555万円)や10位葬儀業(1238万円)などは前年度の20位までに入らなかった業種。

 4位は風俗業の1802万円(前年度3位)、7位に弁護士の1517万円(同15位)、9位に漫画家の1323万円(同21位以下)がランクされた。」

引用元;
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091120-00000021-san-l09


 悪質な脱税も増えているようで、その辺りの追求は必要だと思います。


 しかし、徴税も度が過ぎると会社の資金繰りが立ち行かなくなり倒産という事態にも陥りかねません。そうなっては雇用も失われますし、元も子もないでしょう。一方で事業仕分などで公務員によるムダ使いが明らかになってきた訳ですから、税務署も国民からむしり取ることばかり考えず、自省する必要性も高いのではないでしょうか?

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