千葉銀行が、ジョイント・コーポレーション向けの債権として、貸出金24.4億、社債10億円、ジョイント・コーポレーション・レジデンシャル不動産への貸出金が15.5億あると発表しました。まさにがっぷりやられてしまった訳です。さらに担保保全されていない債権が内35億円もあるようです。
このように不動産会社の倒産は多くの金融機関に悪影響を及ぼすようです。千葉銀行以外にも、ジョイント・コーポレーション向け債権の回収不能や遅延の恐れを続々と発表しています。
例えば、岐阜銀行も貸出金10億円があり、2009年6月に引当の計上をするようです。2010年3月期通期の業績予想についても下方修正となればすぐに発表すると言っています。
さらに銀行にとどまらず、清水建設についても、ジョイントに対して20億円の手形を保持するなどやはり貸倒引当金として計上すると発表しました。さらに手持ち工事が2件あり、工事代金の貸し倒れ可能性も精査する必要があるとか。
このように不動産会社が倒産すると、負の連鎖反応が銀行や建設会社などさまざまなところに及んでくるので、これがボディブローのように日本経済の復活にじわじわと効いてこないといいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿