2009年6月4日木曜日

漢検の不正、ここに極まり・・・???

 漢検の不正も捜査が進むにしたがって、不正内容がどんどんエスカレート、一体どこまで行くことやら。。。例えば財団法人「日本漢字能力検定協会」が理事長の関連会社オークに発注している書籍の製作・販売業務にしても、取引量および金額が不当に高くもについており、しかも実際業務は協会職員が行っていたと見られています。地検は背任の疑いで捜査しているようですが、もはや疑いというレベルではないと思います。



 さらに、オークに問題はとどまらず前理事長の大久保昇容疑者と前副理事長長男の浩容疑者は、調査会社「文章工学研究所」に実体のない業務を発注して協会に5年間で2700万円の損害を与えた疑いもあるようです。


 
 両容疑者は地検の調べに対し「背任と法的に評価されるなら甘んじて受け入れる」と容疑を認めているようですが、甘んじてという表現自体おかしいのではないでしょうか?



 このような不祥事の影響もあってか、高校による団体受検の中止や大学入試での優遇制度を見直す動きも強まっており、漢検自体の受験者も激減?漢検は年3回行われ、2008年度の第1回の志願者は約90万人もいたようですが、大体3割弱の減少が見られるようです。「ファミリー企業などの問題はあるが、検定自体に不正があったわけではない」「ほかに読み書きの力を付ける検定はない」と利用を続ける受験生もいるようですが、漢検自体のイメージががた落ちしていることもあり、一番の被害者は過去の受験生なのでしょうね。

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